今年の海の日の三連休は酷暑でした。
兵庫県中部の西脇市は、兵庫県に住むまで知らなかった。緯度経度が日本の真ん中のようで、「日本のへそ」押しだけど、あまりインパクトはないかな。(JR加古川線「日本のへそ公園駅」まであるけど)
日本のへそ公園を少し奥に行くと、tamaki niimeの工房?アトリエ?兼ショップがあります。
以前は西脇市の市街地にあったと思ったけど、郊外(とゆーか田んぼ)に引っ越して大きくなってました。以前来たときに買った大判のストールを、嫁様がいたく気に入って愛用しております。
ただの織物と言うよりはアーティスト感が強く、工場と言うよりはアトリエ。価格帯が高めな割に働いてる人も多くて、駐車場のクルマや客層も少しハイソな感じがします。何よりniimeさんは女性でありながら坊主頭。アート!
お昼は童子山公園の麓の「梅吉亭」さんにいきました。毎日、日替わりシェフでやってる施設みたいですが、町でやってる感じ?地元の高校生の番もあるみたい。
何かの雑誌で見て来たけど、クチコミの通り一応当日の朝に予約入れて正解。到着した頃には「本日のランチは終了しました」。予約分なので食べれましたが。今日のシェフは当たりでした。
同じ建物に、「西脇情報未来館21」という播州織のPR館?みたいなのがあるけど、未来感はほぼゼロ。でも、播州織のパターンオーダーシャツが5000円~となかなか魅力的。体型が定まったら是非作ってみたい。
ハンカチや祝儀袋、ブックカバー等の小物や、パジャマ3000円とかあって、ちょいちょい買いましたよ。
この奥には旧来住家(きしけ)住宅が保存されてます。周りにも立派な旧家が多くて、昔栄えてた名残がたくさんあります。
入ってすぐの広間から
座って見れるお庭
渡り廊下を通って
離れ
この古いガラスの質感がたまりませんね。
現代のように平滑ではないことに加え、微少な垂れ感が、大正時代からここにあることを主張してます。 ガラスは結晶ではなく非晶質なので、見た目は固体ですが液体と言うこともできる。なので西洋の古いステンドグラスレベルになるとけっこう垂れてきてるのね。
ここ、のんびりするにはとても良いし、無料。ただ、暑かった。受付のおばちゃんもヘバってた。
旧黒田庄町が西脇市と合併したこともあって、記念撮影にも使わせてくれる官兵衛の兜も置いてました。
大河ドラマの軍司官兵衛、見てましたよ。就職して東播地域で仕事することになり、完全に「ここはどこ?」状態が数年続いていましたが、ようやく居住地に多少の愛着を持たせてくれた、ありがたい作品でした。
待てよ、と。
前半の官兵衛の生い立ちの部分は姫路、御着、加古川、室津、三木、明石、と。遠くはないけど全然黒田庄は出てこない、さては官兵衛が武功で手に入れた土地か、というわけでもなく、実は黒田違いの線が濃厚とのこと。
まあ、古文書的にはそうらしいですが、地元でも混同されてるようだし、不都合が生じなければ、それはそれでいいのでしょう。黒田庄と言えばトータス松本の出身地だしね!
歩いてすぐの所に、播州織工房館もあります。
こちらはtamakiさんよりもグッと地場産業感が出てますが、比較的手頃だし、いろんなメーカーさんの製品に触れられて良い。細い路地入ってく感じも雰囲気あっていいし。
何より、この辺は西脇情報未来館21前の無料駐車場にクルマを置いて、ブラブラできるのがいいですね。
しかし、暑かったなー。クルマの外気温計はずっと39か40度。アスファルト影響もあるんだろうけど、百葉箱よりは人の行動環境に近い気はする。
息子に仏像でも見せてやろうと、いつもの浄土寺か、お初の朝光寺でも寄ろうかと思ったけど、今回は暑すぎて断念。外歩いてられん。